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2025.11.10

もうPrintScreenは古い!神速スクリーンショット活用術【週刊ICT活用講座 Vol.5】

週刊ICT活用講座 Vol.5

こんなお悩み、ありませんか?

日々の業務でパソコンを使っていると、画面に表示されている情報を誰かに共有したい場面がよくありますよね。しかし、その方法に少しだけ手間を感じていませんか?

  • Webサイトの一部だけを切り取って送りたいのに、PrintScreenキーだと画面全体がコピーされてしまい、後から画像編集ソフトでトリミングするのが面倒…。
  • PCの操作方法を後輩に教えるため、分かりやすいマニュアルを作りたいけど、画面キャプチャを撮って、ペイントに貼り付けて、名前を付けて保存して…という手順が多すぎる
  • オンラインマニュアルやWebサイトで見つけた、この図やグラフだけが欲しい!でも、右クリックしても画像を保存できない…。

もし一つでも当てはまったなら、ぜひこの先を読み進めてみてください。そのお悩み、たった一つのショートカットキーで、すべて解決するかもしれません。

そのお悩み、「Windowsキー + Shift + S」が一撃で解決します!

かつてスクリーンショットの主役だった「PrintScreen」キー。しかし、現在のWindowsには、もっと直感的で高機能なスクリーンショットツールが標準で搭載されています。

それが「切り取り&スケッチ」という機能です。

この機能を、ショートカットキーWindowsキー + Shift + Sで呼び出すのが、現代の最もスマートで効率的な方法と言えるでしょう。PrintScreenキーのように画面全体をコピーするだけでなく、「必要な部分だけ」を瞬時に切り取ることができるため、その後のトリミング作業が一切不要になります。

「Windowsキー+Shift+S」が一撃で解決-Vol.5

早速やってみよう!新時代のスクリーンショット撮影術

操作は驚くほど簡単です。以下の手順で、ぜひ一度お試しください。

1. 「Windowsキー + Shift + S」を押す

まずは、この3つのキーを同時に押してみてください。 画面全体が少しだけ暗くなり、上部に小さなメニューが表示されたら、それが撮影モードに入った合図です。

上部に小さなメニューが表示-Vol.5

2. 撮りたい形に合わせて撮影モードを選ぶ

画面上部のメニューの、右の画面マークの横にある「」ボタンをクリックすると上から4つのアイコンが並んで表示されます。それぞれの特徴を理解すれば、あらゆるシーンに対応できます。

  • 四角形の領域切り取り 最もよく使う、基本のモードです。マウスをドラッグして、好きな四角い範囲を自由に指定して撮影できます。Webサイトの記事の一部や、エラーメッセージのポップアップなどを切り取る際に最適です。
  • フリーフォーム領域切り取り マウスでなぞった軌跡の通り、自由な形で切り抜くことができる面白いモードです。例えば、地図の中から特定の建物だけを切り抜きたい、グラフの特定の線だけを強調したいといった、複雑な形を切り取りたい時に便利です。
  • ウィンドウの領域切り取り 開いているアプリのウィンドウ単位で撮影します。撮影したいウィンドウにマウスポインターを合わせると、そのウィンドウだけが白く選択されるので、クリックするだけでOK。複数のウィンドウが重なっていても、背景を写さずに特定のアプリ画面だけを綺麗に撮影したい時に活躍します。
  • 全画面表示の領域切り取り 画面に表示されているもの全てを撮影します。これは、従来のPrintScreenキーと全く同じ機能です。

撮りたい形に合わせて撮影モードを選ぶ.-Vol.5

3. 撮影する

モードを選び、範囲を指定(またはクリック)すると撮影は完了です。 この時点で、撮影した画像はPCの「クリップボード(一時的な記憶場所)」にコピーされています。「ファイルとして保存」という手間は、まだ必要ありません。

4. すぐに貼り付け!

WordやExcel、メールの本文、普段お使いのチャットツール(Microsoft Teams, Slackなど)の入力欄で、Ctrl + V(貼り付け)を押してみてください。 どうでしょうか?先ほど撮影した画像が、そのまま貼り付けられたはずです。もう、いちいちファイルを保存して、それを添付して…という手間は不要です。

 

さらに一歩!簡単な編集で「伝わりやすさ」を格段にアップ

撮影した画像に、少しだけ指示を書き加えたい時もありますよね。そんな時も、この機能は非常に優秀です。

撮影直後、画面の右下に「切り取り領域がクリップボードに保存されました」という通知が表示されます。この通知をクリックすると、編集画面が開きます。

この編集画面では、以下のような簡単な加工が可能です。

  • ボールペンや蛍光ペンで、注目してほしい部分に印を付ける
  • 定規ツールで、まっすぐな直線を引く
  • トリミング機能で、切り取った範囲をさらに微調整する

「ここのボタンをクリックしてください」「この数値を見てください」といった指示を赤ペンで書き込むだけで、情報の伝わりやすさは劇的に向上します。編集が終わったら、右上の保存ボタンからファイルとして保存することも、もちろん可能です。

さらに一歩!簡単な編集で「伝わりやすさ」-週刊ICT活用講座ーVol.5

スムーズな情報共有が、チームの生産性を向上させる

「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、一枚の的確なスクリーンショットが、長々とした文章よりも遥かに正確に、そして素早く情報を伝えることがあります。

今回ご紹介した Windowsキー + Shift + S は、そうした日々の小さな情報共有を劇的に効率化してくれる、まさに「神速」のテクニックです。こうした便利な機能を一つ知っているだけで、コミュニケーションのストレスが減り、結果としてチーム全体の生産性向上にも繋がっていくのではないでしょうか。

弊社では、このような便利な機能を最大限に活用できる最新PCのご提案はもちろん、社員の皆様のITリテラシーを底上げし、組織全体の業務効率を改善するための研修サービスなどもご提供しております。日々の業務を、もっと快適に、もっと効率的に。その第一歩を、ぜひ私たちにご相談ください。

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