建設現場・工場のWi-Fi問題を解決!Starlink連携も可能な「SAWWAVE」導入事例集

「広大な建設現場の隅々までWi-Fiが届かず、遠隔臨場に支障が出ている」
「工場内でAGV(無人搬送車)を多数稼働させると、通信が不安定になり停止してしまう」
「山間部の工事現場でインターネット回線が引けず、事務所との連携がFAXや電話頼りになっている」
日々変化し、拡張していく建設現場や、多くの機械が稼働する工場・物流倉庫。
このような特殊な環境では、従来のWi-Fiが抱える「範囲」「安定性」「設置の手間」といった問題が、生産性向上の大きな障壁となっています。
この記事では、そんな現場特有のWi-Fi問題を解決するソリューション「SAWWAVE」について、具体的な導入事例を交えながらご紹介します。
目次
SAWWAVEが現場のWi-Fi問題を解決できる理由
SAWWAVEは、一般的なWi-Fiアクセスポイントとは一線を画す性能で、現場の通信環境を劇的に改善します。
コスト削減と工期短縮
一般的なWi-Fiで広大なエリアをカバーするには、多数のアクセスポイントと、それらを繋ぐための複雑なLAN配線が必要です。
しかし、SAWWAVEの屋外モデルは1台で最大500mという広大な範囲をカバー
さらに最大1,024台のデバイスを接続できるため、複数機器が稼働する環境でも安定した通信が可能です。
これにより、機器の設置台数とLAN配線を大幅に削減でき
| 項目 | SAWWAVE | メッシュWi-Fi機器 | 一般的なAP |
|---|---|---|---|
| カバー範囲 | ◎ 1台で広範囲 | △ 複数設置が必要 | × 狭い・大量設置が必要 |
| 接続デバイス数 | ◎ 最大1,024台 | △ 256台 | × 128台程度 |
| 電波干渉 | ◎ 独自アンテナでほぼ無し | × 影響大 | × 影響大 |
※表の内容は提供情報に基づいた比較です。実際の性能は設置環境により異なる場合があります。
安定接続で生産性向上
遠隔臨場のための映像伝送や、ドローンによる測量、AGVの制御など、現代の現場DXには安定した通信が不可欠です。
SAWWAVEは特許技術のアンテナにより、重機や建材などの遮蔽物が多い環境や、他の無線が飛び交う状況でも電波干渉をほとんど受けません
これにより、通信の途絶が許されない重要な業務でも、安心して利用でき、生産性の向上に貢献します
過酷な環境に対応
粉塵が舞い、雨風にさらされる屋外の現場でも、SAWWAVEは安定して稼働します。
屋外モデルの動作保証温度は-45℃~65℃。厳しい環境下での長期利用を前提とした設計で、安心して導入いただけます。
【用途別】SAWWAVEはどのように活用されているのか?
SAWWAVEは、その高い性能からすでに国内外の様々な現場で導入され、効果を発揮しています。
ここでは、その中からいくつかの代表的な活用事例をご紹介します。
Case1:大規模工場・物流センター
ある物流センターでは、30台の搬送ロボットをWi-Fiで稼働させる計画がありました
しかし、既存のWi-Fiアクセスポイント4台では通信が安定せず、ロボットが停止する問題が発生。
そこでSAWWAVEを導入したところ、たった1台のアクセスポイントで30台すべてのロボットを安定稼働させることに成功しました

- 物流管理ロボットをWi-Fiネットワークで動作するように設計
- 作業ロボットは30台が稼働中
- 既存のWi-Fi AP(4台)で稼働出来なかった30台のロボットの稼働を1台で可能
Case2:建設・鉱山現場
インターネット回線の敷設が困難な山間部の鉱山では、SAWWAVEが活躍しています。
ソーラーパネルとバッテリーを電源としてSAWWAVEを4台設置し、全長1.5km、幅500mにも及ぶ広大な作業エリア全体の通信環境を構築
これにより、作業員の安全確保と業務連絡の円滑化を実現しました。

既存の通信サービスが無い、鉱山で構築するプライベートNW
- 鉱山の地上部全域で作業員向けにWi-Fiネットワークを提供
- SAWWAVE Wi-Fi AP 4台を使用して全長1.5km、幅500mの作業エリアをカバー
- Wi-Fi APは、ソーラーパネルとバッテリーによるネットワークシステムを稼働
Case3:観光地・テーマパーク・イベント
総面積約80万㎡を誇る和歌山県のテーマパークでは、屋外モデル17台でパーク内のほぼ全域を無線化
来園者向けのFree Wi-Fiを提供するとともに、屋外イベントの際に都度ポケットWi-Fiを手配する手間をなくし、業務の効率化にも繋がっています
また、1,000台以上のドローンが夜空を舞うドローンショーでは、たった2台のSAWWAVEで全ドローンを完璧にコントロールした実績もあります

Case4:防災・インフラ
SAWWAVEは、災害時の通信インフラとしても活用が期待されています
Starlinkと組み合わせることで、被災地の避難所などに迅速にWi-Fi環境を提供可能です
また、多数の曲線がある上水道トンネル内での点検作業において、入口に設置したAPから500m先のCCTV(監視カメラ)の映像をワイヤレスで伝送し、作業員の安全確保に貢献した事例もあります

- トンネル内工事や車両事故の監視用CCTV(試験実施:2017.3)
- 多数の曲線がある地下トンネル内でCCTV画⾯をワイヤレス伝送し作業員の安全を高める
- 上水道管の入口で、500m地点の工事状況と作業員の映像をCCTVで確認
SAWWAVEで最適なWi-Fi環境の構築を
このようにSAWWAVEは、広大なエリアへの対応、多数のデバイス接続、そして通信の安定性といった、従来のWi-Fiが抱えていた多くの課題を解決できるポテンシャルを持っています。
弊社では、お客様の現場環境や課題を丁寧にヒアリングし、このSAWWAVEを活用した最適なWi-Fi環境の設計から、機器の選定、設置工事、そして導入後の保守まで、ワンストップでサポートいたします。
SAWWAVEに関するご相談や、現場調査、お見積りのご依頼は、お気軽に下記よりお問合せください。





